バルサアカデミー奈良校
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【U15:高円宮杯奈良県プレーオフ準優勝】

10月12日14日に、高円宮杯奈良県プレーオフ準決勝、決勝が開催されました。
U15チームはこの大会の優勝、そして関西大会進出を目指し、法隆寺FC様・奈良クラブ様との試合に臨みました。

〇準決勝vs法隆寺FC
チームとして粘り強い攻撃、守備が脅威な相手に対して、意図的な配置の変化で相手のバランスを乱すこと、また自分たちがボールを保持する中でどのようなプレーの終わり(ボールロスト)を目指すのかという部分を確認しました。
試合序盤から、チームとしてボールを動かして相手の状況をよく見ることができました。ミスもありましたが、よい距離感で全員がプレーすることでカウンターを防ぎ、長い保持でよい時間を過ごせました。時間が経つにつれ徐々にゴールに近づいていき、コーナーキックから先制点をとることができました。
後半に入るとより攻勢を強め、長い時間を相手陣地で過ごすことができていました。80分間というゲームを踏まえたマネジメントが功を奏し、追加点を重ねることができました。
攻守両面において内容の伴う、すばらしいサッカーを表現することができました。決勝に向け、勢いづくゲームとなりました。

〇決勝vs奈良クラブ
決勝は1年時から何度も大一番で対戦してきた奈良クラブさんとのゲームとなりました。
多くの観衆の中で、決勝にふさわしい好ゲームとなりました。
試合前には、ゲームプランとして時間帯に応じた攻守の意図、ゾーンに応じたプレー選択に関して確認しました。チームとして集中力高く、試合に臨めたと思います。
試合がはじまると、ボールを持たすエリア、固く締めるエリアを明確にしつつプレーしました。ゴール寸前まで迫られる場面もありましたが、最後のところでなんとか防ぐことができていました。前半の狙いであったカウンターのところでも大きなチャンスを創出し、一進一退の攻防となりました。
しかしながら、クリアミスが連続したところからエリア侵入を許し、PKを与えて先制点を許してしまいました。
ハーフタイムには後半にむけてどのようなスタンスでプレーするのかよく確認し、40分間を落ち着いてプレーすることを求めました。
後半に入ると、前半とは打って変わって相手陣地に攻め込むシーンが増え、チャンスを創出することができはじめました。チームのゲームプランとしては意図した展開で、あとはゴールを決めて逆転できるかといったところでした。しかしながら簡単にはゴールはできず、もどかしい時間が続きました。
そんな中でも交代選手を含めて攻勢を強め、迎えた終盤、すばらしいスルーパスから生まれたチャンスンこぼれ球をキャプテン木原がボレーシュートでたたき込み、試合を振り出しに戻しました。
ゲームが同点になってからはお互いにリスクを避けたプレーが続き、10分間の延長を戦い抜き勝負はPK戦にゆだねられました。
そして両チーム全身全霊を尽くした後のPK戦の末、惜しくも準優勝となりました。
敗れはしましたが、すばらしい試合を魅せたチームを本当に誇りに思います。1年足らずで、全く違ったチームに変わってくれたと思います。この試合は全員にとって、大きな成長を助長するものになったと確信しています。

最後の奈良県での大会は、準優勝となりました。目指していた結果とはなりませんでしたが、ありがたいことにクラブユース秋季大会、関西大会へ出場できることになりました。
11月9日からはじまるこの大会が、本当に最後のものとなります。まだこの仲間たちと公式戦ができることに感謝しながら、またよい準備をしたいと思います。

対戦していただいた法隆寺FC様、奈良クラブ様、大会運営関係者の皆様、そして保護者、チーム関係者の皆様、本当にありがとうございました!

<試合結果>
準決勝vs法隆寺フットボールクラブU-15
4-0
得点者
岡本直幸
山副蒼波
木原凛星
山副蒼波

決勝vs奈良クラブジュニアユース
1-1(PK1-4)
得点者
木原凛星