バルサアカデミー奈良校
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【U-9: 長岡京SSカップ 兵庫遠征】

1月14日㈯、15日㈰の2日間、U9のバルサアカデミー奈良校/三重校の選手達は、兵庫県アスコザパーク丹波にて、長岡京SSカップに参加させていただきました。

今回の遠征の目的として、まずは2日間を全力で楽しむこと、そして、試合でも生活面でもお互いに助け合い、協力することを大切にしてもらいました。
また、2日間を通して少しでも成長してもらえるように、1つの試合の中で、何か一つでも学べるように考えることをチャレンジしてもらいました。

「1日目」
試合が始まるまでは小雨が降っていましたが、試合が始まる頃には雨も止み、よいピッチコンディションの中、試合を迎えることができました。

第1試合は、相手のレベルや自分たちのプレーを理解するまでに時間がかかるため、なかなか自分たちが思うようなプレーをすることが難しい状況が続きました。相手チームのレベルも高かったため、自分たちのミスを逃さずにゴールに迫られることが多くありました。
しかし、失点しても自分たちがボールを大切にするバルサのアイデアは忘れずに、解決策を少しずつ見つけながら、プレーしてくれました。
そのおかげで、後半はサイドからボールを前進させ、相手コートに親友できることもありました。選手たちは敗戦にはなりましたが、バルサのサッカーを対戦する中で学んでくれていました。

2試合目からは、1試合目の反省点を改善し、相手を見ながらプレーすることを意識してもらいました。開始早々、失点することとなりましたが、慌てることなくボールを保持してプレーできました。
中盤の選手が積極的にボールに関わることで、様々な方向へボールが動くようになり、前進する機会が1試合目に比べて増え、チャンスも増えてきました。
同点に追いつくことができ、後半もよい前進から猛攻しましたが、惜しくも逆転することができず試合終了となりました。
しかし、選手たちは自分たちのプレーに自信を持ち、自分たちが成長していることを実感してくれている様子でした。
3試合目以降は、ボールをGK含め、後ろから保持して前進しようとするバルサに対して、人数をかけて前からプレッシングを試みるチームとの対戦となりました。選手達は、そのような守備から前進できず、苦戦している様子でした。相手の素早い守備に対して、ボールを持つ選手や、受けた選手に判断する時間が短く、ボールロストの機会が多くありました。
しかし、後半以降はコーチと共に問題を明確にして、ボールを受ける前に良い準備をすること、周りの状況を確認することを意識することで、少しづつ改善することができるようになっていました。失敗から学び、試合終盤では、難題を解決してチャンスを増やすことができました。

1日目は、結果こそ勝利することはできませんでしたが、自分たちの課題や修正できることをより明確にすることができ、各試合の後半には、問題を修正して自分たちのプレーを落ち着いてできる試合が増えていたように思います。

試合後は、グラウンド隣接の宿泊棟にチェックインしました。
部屋は全員が同じ一部屋になっており、選手達は終始、楽しそうに過ごしてくれました。
チェックイン後には、みんなで大浴場に入浴した後、夕食までの合間時間に、バルサのアイデアを学んでもらえるように、ビデオミーティングを行いました。
ビデオミーティングでは、一生懸命コーチの話を聞いたり、ノートにメモするなど、謙虚な姿勢で学ぼうとしてくれていました!
夕食ではビュッフェ形式となり、おいしそうな料理でお皿にたくさん盛り付け、栄養を摂ってくれました。
夕食後にも、1日目の試合の映像を確認し、うまくいったことや、改善点などをより明確にし、2日目へと備えてくれました。
ミーティング後は自由時間となりましたが、作戦ボードを使って話をしたり、サッカーノートに書き足してくれている選手もいました!

また、生活面では、普段あまりしていないような、自分の使ったユニフォームを干したり、ベットメイキングをするなどを実際に自分で行ってもらいました。日頃の保護者の皆様のありがたさを感じながら取り組んでくれました。
布団のシーツを綺麗にすることが難しかったようですが、仲間と楽しそうに協力し合ってくれていました。

「2日目」
起床後は、荷物の整理と、布団を綺麗に戻してもらいました。
部屋を綺麗にした後は、朝食会場に移動し、試合に向けてしっかりとエネルギーを蓄えてくれました。

1日目の反省点から試合までの準備が大切であることを学び、ウォーミングアップから気合十分で、第一試合に臨みました。
1日目の反省点をミーティングでも確認したため、それぞれのポジションで役割を明確にしてプレーしてくれました。
守備の面でも整理され、相手のゴールキックなどは狙いをもって取りに行くことができ、得点につなげることができました。
他の試合でも相手のプレッシングに対して、慌てることなく味方の選手の位置を確認し、我慢強くGKも加わりながら、様々な方向へとボールを動かしプレーできるようになっていました。

1日目の試合は勝利することができませんでしたが、2日目はアイデアを整理できたこと、良い準備ができたことで、3試合連続で勝利することができ、3位トーナメントの決勝戦へと駒を進めることができました!
最終試合で決勝戦という舞台に、選手達の気持ちは最高潮に達している様子でした。
試合では、気持ちが高まっていた分、冷静に試合を分析することに時間がかかり、前のめりになっていたところでカウンターを受け、失点する形となりました。
失点から徐々に慌てるプレーが増え、効果的な攻撃をすることができず、狭い中でゴールを目指そうとしてしまったことで、結果的に再度カウンターから失点することとなりました。
後半1点返すものの、追いつくことができず、優勝を逃す結果となりました。
試合後には、悔しい表情を見せたり、涙する選手もいました。
優勝することはできませんでしたが、そのような振る舞いや態度を示すほど、この大会に真剣挑んでくれたこと、バルサのサッカーを貫いてくれたことを誇りに思います。

自分達が積み上げてきたことに自信を持ち、これからも謙虚な姿勢を忘れず、リベンジできるようにトレーニングを重ね、レベルアップしていきましょう!

この度、大会にご招待、準備していただきました長岡京SS様、ありがとうございました。
また、保護者の皆様におかれましても、遠い中ご送迎、ご声援いただきましてありがとうございました。