バルサアカデミー奈良校
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【6/23 バルサアカデミー コンペティションクラス】

 梅雨の蒸し暑い天候が続く中行われた今回のコンペティションクラスは、幸いにも雨に打たれることはなく、先週と同じように晴天の中行われました。

「ミニバルサ」

 今回行われたミニバルサのコンペティションクラスでは、先週に行われた前節の続きで後節が行われ、前節との合計点数により優勝チームを決定する特別な日になりました。

 肝心の試合では、前節と同じようにキーパーも含む全員がボールの保持に関わり、相手を動かしながらゴールに迫ろうとするロナウジーニョチームが主導権を握る展開となりました。

 クライフチームは長い時間ボールを握られる展開になりましたが、粘り強く守備をし、得点を許さず、ボールを奪えば丁寧に空いている味方を探しながら自分たちがボールを持つ時間を長くしようとしていました。

 試合が動いたのは前半の中頃、ロナウジーニョチームは、クライフチームのキーパーがボールを持っているときの相手の配置が整っていない一瞬のスキを見逃さずボールを奪取し、そのままゴールすることができました。

 それまで丁寧にパスをつなごうとしていたクライフチームは失点後、焦りからか縦にダイレクトに前進しようとする動きが極端に多くなり、ボールを失う回数が増え、どんどん相手に試合を支配される展開となりました。

 このままで試合を終わらせれないクライフチームは、ハーフタイムで落ち着きを取り戻すと、もう一度丁寧に空いている選手を探しながらボールをつなぎ、前にスペースがあるときは鋭く攻めあがるサッカーを披露してくれました。 

 後半に一点返すものの、ここでタイムアップ。今回のミニバルサ コンペティションクラス優勝チームはロナウジーニョチームとなりました。

 勝ち負けという形で優劣はついたものの、両チームとも試合終了の笛が鳴るまで、どのようにすれば試合を支配することができるのか、相手より多く得点することができるのかを考えながらプレーしていて、バルサアカデミーの5つの価値観の「野心」を体現してくれました。

 来週からチームを入れ替えて前節からスタートする形になりますが、結果や現状に満足せず、どのように勝つのかを追い求めること、そして何よりも楽しみながらプレーしてくれるように1週間トレーニングを積み上げていきたいと思います。

「バルサ育成」

 今回行われたバルサ育成コンペティションコースは前回と同じように大きなコートで6対6、13分の試合が3本行われました。

 初めのフィードバックでラウルコーチは選手たちに

・サイドの選手に注目してプレーしてみよう

 と伝え、各コーチに分かれた後の試合前のフィードバックでも、よりサイドの選手について重点的に戦術的な話をしました。

 実際の試合では、サイドの選手に対してパスラインをうまく作れず、サイドの選手が孤立してしまったり、サイドの選手からパスをもらった後にうまく展開を作れなかったりと両チームとも試合を組み立てるのに苦労している様子でした。

 最初に得点を動かしたのはピケチームで、サイドの選手がうまく幅をとりながら相手を左右に動かし、最後はゴール前にボールを送り込み、得点に結びつけることができました。

 ただ、ピケチームは守備のところで統率が取れておらず、前から積極的にプレスをかけようとする選手に対して連動してプレスをかけようとする動きがない状態となっていました。

 ブスケツチームはその間延びしたスペースを見逃さずうまく利用しながら、比較的ボールを握られる展開になりながらも、我慢強く守備をしながら得点を重ねていきました。

 最終的には幅を意識しながら、うまく試合を支配したブスケツチームに軍配が上がる形になりましたが、全体を通してみれば、サイドの選手に対してキーパーを含む全員がボールにかかわる意識のところ、相手や味方の状況をみながらポジションを調整することで改善点があると感じました。

 毎回のコンペティションクラスで、できなかったことや改善すべきところがたくさん出てきますが、一つずつ、普段のトレーニングから繰り返し繰り返し反復して、次のコンペティションクラスに挑みたいと思います!

 そして、今回のJugador del dia〈本日の選手〉は、上杉ソウタくんでした。

以下、ソウタくんのインタビュー