「ミニバルサ」
本日のコンペティションクラスは先週の悪天候とは異なり、大きな入道雲が空に浮かぶ夏の始まりらしい快晴となりました。
アップはいつものようにロンドから始まり、いくつかのメニューを行いましたが、選手全員が全力でアップから取り組んでくれ、試合の前から息を切らす選手や、額や首からすごい量の汗を流す選手もいました。
では、両チームとも味方と三角形を作り、いい距離感で味方をサポートすることをテーマに試合を進めていました。
両チームうまくパスを回しながらゴールに迫る中、両チームファインセーブや、気迫のこもったディフェンスを披露し、序盤は点数が動かない展開となりました。
初めにゴールを奪ったのはロナウジーニョチーム。クライフチームのキーパーからのパスをうまく予想したパスカットで一気にゴールまで結びつけました。
対するクライフチームも相手チームが前からディフェンスに来ることでできた裏にスペースを見逃さず利用し、試合を振り出しに戻します。
一点取れば一点取られるシーソーゲームの展開の中、4-3でロナウジーニョチームが試合を制しました。なお、前節との合計スコアでも6-3とロナウジーニョチームに軍配が上がる形になりました。
この試合では、両チームとも「いい距離感で味方をサポートする」という抽象的で難しいテーマの中、選手たちは完全に理解できないながらも、たくさんのチャレンジがありました。
すべてが成功につながったわけではなく、もしかしたらエラーの数のほうが多かったのかもしれません。しかし、ピッチの中で選手自身が考え、プレーで表現する。これは私たちがとても大事にしているアイディアで、選手たちはこの試合でその私たちのアイディアを非常によく表現してくれました。
通常のトレーニングでは「ボールの管理」のブロックに移行していますが、また一週間いいトレーニングを積んで来週のコンペティションクラスにつなげていきたいです。
「育成クラス」
育成クラスでは先週に引き続き2チームに分かれての試合、今週は14人の選手が集まったので、7対7の試合を3ゲームを行いました。
1本目の試合は、両チームともゴールに向かって直線的で相手が予測しやすい単調な試合展開となりました。両チームともチームとして解決策は見いだせずに1本目をを得る形になりました。
1本目の終了後、ラウルコーチよりそのことについてお話があり、いろんな方向にプレーしてみようと助言がありました。
ラウルコーチの助言の後、2本目からは、いい状態の味方を継続して使うために前向きの選手にパスを預けたり、各ゾーンで状況がよくない場合は一度センターバックやキーパーなど後ろの安全なゾーンにボールを戻したり、すべての選手が様々な方向にプレーしようとアイディアをたくさん出してくれました。
そして、本日のJugador del dia(本日の選手)は山内コウシロウくんでした!
以下コウシロウくんのインタビューです!