「ミニバルサ」
今シーズン最初のミニバルサコンペティションクラスは、あいにくの雨天での開催となりましたので、初めに室内でラウールコーチサッカー講義を受けた後、そのまま室内控室のスペースを使ってアップを行いました。
講義の中ではバルサの5つ価値観の学習やバルサのトップチームやカンテラのU-10世代の動画の視聴を通して私たちがどのような選手やプレーを目指すのかを一緒に学習しました。
選手たちは食い入るように動画を見ていて、中には体を前に乗り出して動画を視聴する選手もいました。
さて、肝心のゲームでは、すべての選手が相手チームや味方チームの選手を確認しながら、一番いい状態の選手を使って有利にゲームを進めようとする動きが見られました。特にクライフチームは、パスを出した後に素早く次のポジションをとることで、より多くチャンスを生み出すことができていました。
対するロナウジーニョチームもサイドに開いてマークを引き付けることで中央のスペースを開け、そのスペースに走りこむことで何度もチャンスを作り、得点することができました。
コンペティションクラスでは実際の試合を通して、よりリアルに近い試合感覚を養ったり、チームと協力して勝利を目指すことで、プレーだけでなくあらゆる社会的感情を醸成することができる環境です。
今シーズンより何人かの新しい選手が加入してくれましたが、既存の選手と新しい選手たちが互いにどう影響しあい、どのようなサッカーをプレーで表現してくれるのか非常に楽しみです。
「育成クラス」
今回より、育成クラスもシーズン初めの試合となりましたが、雨の中10人の選手が集まってくれて、2チームに分かれて5人制の試合を行いました。
5人制のゲームとしては比較的大きいサイズのコートでゲームを行いましたが、その分大きなスペースが生まれやすい状況でのゲームとなりました。
選手たちもそれを理解し、相手の状況を見てスペースにボールを動かしながら試合を有利に運ぼうとする動きがとても印象的でした。
また、年代も普段練習しているクラスも違う選手たちがお互いに声を掛け合い、マークやポジションのずれ等うまくいっていないところを試合の中で修正しようとする動きもたくさん見られ、両チームとも次の試合へ向けて収穫のある状態で試合を終えることができました。
そして今回の「Jugador del dia(本日の選手)」は、カネコ イオリ選手でした!
〈イオリ選手のインタビュー〉
Q:どんなことを意識して今日の試合にのぞみましたか。
A:相手がボールを持っているときにできるだけ早くボールを取り返すことができる守備を意識しました。
Q:今日の試合で出来なかったことや改善したいことはありましたか。
A:ゴールを決めることができなかったのが残念でした。
Q:次の試合ではどんなプレーを意識したいですか。
A:相手がボールを持っているときは前から積極的に奪いに行き、攻撃では、空いているスペースをうまく使いながらプレーしたいです。
次節も今回のように仲間と協力してバルサのサッカーをピッチで表現してくれるのを楽しみにしています。